納車前には必ず試乗点検をしています。

  • 2023.08.26 Saturday
  • 14:50

 

当店で販売する全ての自転車は、しっかりと点検整備をして試乗も済ませてから納車をしています。

今回はその際に不具合が見つかりましたので、ちょっとご紹介いたします。

 

不具合のあるホイール(リム)

上の画像で、ホイール(リム)の繋ぎ目を黄色の丸で囲ってありますが、ラインが入っているのがわかりますか?

繋ぎ目なのでラインが入ってしまうのは仕方ないのですが、ほんの僅かな段差もついてしまっています。

コンマ数ミリの段差なのですが、ブレーキングの際にブレーキシューがリムを押さえると、この段差に引っかかってガタンガタンと振動と異音が発生してします。

通常の修理ならこの繋ぎ目(段差)を削って滑らかに調整してあげれば良いのですが、このリムはブラックにペイントされていますので、調整(削る)するとことができないため、正常品と交換となりました。

 

作業台の上の点検調整だけではなかなか見つけにくい不具合もございます。

一例ではありますが、今回のように試乗で発見する(できる)ことがありますので、当店では必ず試乗まで済ませた車両を納車いたしております。

少しでもお客様の安心・安全につながればと思って頑張っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

お問い合わせは

 

ミヤジマ石油 サイクル事業部
〒416-0945 静岡県富士市宮島272-2

TEL:0545-61-3458 

【 DAHON 】等で異音が気になる人はお試しください!

  • 2023.05.09 Tuesday
  • 22:24

 

DAHONやTernの折り畳み自転車に限ってではありませんが、ヘッド付近から「ギシギシ」というキシミ音が聞こえることはありませんか?

折り畳みの長いハンドルポストを使っているため、どうしてもステアリングコラムとの接続部に、大きな負荷が掛かってしまうので致し方ない場合もありますが、ちょっとした作業で改善されることが多いので、参考にしていただければと思います。

 

■黄色〇付近からの異音(ギシギシ、ミシミシ)

 

■ハンドルポストを折りたたみます

 

■ポストを固定しているネジを緩めます。(6mmアーレンキー)

 

■アヘッドタイプで言うところのヘッドキャップ/コラムキャップを外します。(10mmアーレンキー)

 

■このボルトは上下のベアリングに適切な圧力をかけて、ヘッド部のガタツキをなくします。

締めすぎ/緩み過ぎは厳禁です!

 

■ハンドルポストを外します。

 

■黄色〇のステアリングコラムにグリスを塗ります。

組立はネジのトルクには気をつけながら、外した時と逆の順序に進めていけばOKです。

ハンドリングの重要パーツですので、心配な方は当店にお任せください!

 

その他にも音鳴りが出やすい箇所を黄色〇で囲んでおきましたので、何かの時には思い出してください。

 

1.上記で説明したヘッド部からの異音です。

ヘッドパーツの不良の場合もありますが、ほとんどはグリスアップと適正トルクで締め直してOK!

 

2.サドルレールとシートポストの取付不良。

パーツの接触する部分に薄くグリスを塗って、固定ネジを適正トルクで締め付けてください。

 

3.シートクランプの締め付け不足。

 

3.長く使っている場合には、シートチューブ内に薄くグリス等を塗ってみてください。

 

4.ペダルの取付トルク不足の場合、強く踏み込んだ際に「パキパキ」といった音鳴りがしますが、ペダル自体の不良も多いです。

 

4.クランクやチェーンリングボルトの締め付け不足。締め直しをする際にはネジ山にグリスを塗ってくださいね。

 

4.BB(ボトムブラケット)の不良、あるいは取付の不良が考えられます。BBの取付/調整には専用の工具が必要ですので、当店にお任せください。

 

ハードな乗り方をされる方のなかには、フレームのキシミ音が出ることがあります。ヒンジレバーの締め付けトルクが正常な場合には、フレームの接合する部分にグリスを塗ると解消します。

 

 

自転車に乗っていて明らかな不具合がなくても、異音が聞こえるのは気持の良いものではありませんし、大きなトラブルの前触れかもしれません。

また、ユーザー様はご自分の自転車に慣れてしまって、異音や不具合に気がつかない場合がありますので、当店で定期的に点検を受けて頂けると良いと思います。

※当店でお買い上げ頂いた自転車は、何時でも何度でも点検調整は無料で行っています!

 

気になる方もそうでない方も当店までお気軽にお問い合わせください。

しっかりと点検整備をさせて頂きますよ!

 

 

 

 

お問い合わせは

ミヤジマ石油 サイクル事業部
〒416-0945 静岡県富士市宮島272-2

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富士スピードウェイホテル様の「Tern VEKTRON S10」を修理しました。

  • 2023.01.24 Tuesday
  • 18:59

 

昨年の9月に富士スピードウェイホテル様に、レンタサイクルとして【Tern Vektron S10】を納品させて頂きましたが、今回は修理のご依頼でお伺い致しました。

(2022.09.07のブログに掲載)

 

ご利用者様の転倒によって、リアディレーラーを破損してしまった【Tern Vektron S10】

 

リアディレーラーをヒットしてしまったようでこれでは交換ですね。

デイレーラーハンガーとスポークプロテクターも交換が必要です。

ご担当者様から、「念のためチェーンも取り換えてね」とのことでしたので一緒に交換させて頂きます。

 

交換したリアディレーラーは【Shimano RD-RX400】

リアディレラーは【Shimano Tiagra:RD-4700GS】が標準装備ですが、メーカー欠品(次回の入荷は23年6月頃)でしたので、ロード系10速で互換性のあるGRXを代替品とさせていただき、問題なく作動しています。

 

もう一台はチェーン切れのトラブルとのことで、こちらも交換をして調整/修理をさせて頂きました。

富士スピードウェイホテルのエントランスまでは結構な上り坂になっているので、大きなトルクの掛かった状態で慌ててギアチェンジをしてしまい、チェーンやギアの大きなトラブルの原因となってしまう場合があります。

※強力なアシスト機能のあるE-Bike:VektronS10をですので余計にそうなのかもしれません・・・。

スポーツバイクに不慣れな方もご利用になるレンタルバイクですので、やむを得ないところもあるのですが、対応して頂いたホテルのスタッフ様には、チェーンやギアに負担の少ない乗り方(変速の方法も含めて)や簡単な調整方法をお伝えしてきました。

 

ホテルのエントランスです。

 

エントランスホール

正面には自動車パーツレプリカ。左右の壁には大きなモニターが!

 

綺麗で広〜ラウンジ。圧倒されてしまいます!

 

富士モータースポーツミュージアム

 

一度でいいから、こんなホテルに泊まってみたいですね。

 

 

 

 

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DAHON ViscEVO  駆動系のお掃除しました

  • 2022.11.07 Monday
  • 18:30

 

先日お預かりしていたDAHON ViscEVOの駆動系(フロントチェーンホイール・チェーン・リアカセット・リアディレーラー)の清掃をしました。

本来は前後タイヤの交換のご依頼でしたが、ホイールを外したらリアカセットをどうしても磨きたくなってしまって・・・。

リアカセットを綺麗にしたら、チェーン/ディレーラー/フロントチェーンホイールと順番に行ってしまうのが必然ですね。

 

清掃前:チェーンホイールとチェーン

 

清掃後:

チェーンはクイックリンクを外して、洗浄液に1時間程度沈めてからブラシを使ってリンクの隅までゴシゴシ洗います。

 

清掃前:フロントディレーラー

砂やホコリがこびり付いてますので、パーツクリーナーを吹き付けて汚れと一緒に吹き飛ばします。

 

清掃後:フロントディレーラー

細かなところは綿棒を使って・・・。

 

清掃前:リアカセット

カセットを取り外したら洗浄液をたっぷりつけて、古いグリスや汚れを落とします。

トップ側の数枚は独立しているので洗いやすいけど、ミドルからロー側は一体型で外せないので、隙間まで届く専用のブラシでゴシゴシやります。

 

清掃後:リアカセット

洗浄後のリアカセット。どうですか?気持ちがいいでしょ!!

 

清掃前:リアディレーラー

上下のプーリーにこびり付いた汚れの塊は既にとってありますが、ウエスでも良いですけど「GEAR FLOSS」を使えば簡単に細かなところまで洗えます。

 

清掃後:リアディレーラー

 

最後にグリスやオイルをちゃんと補充して出来上がりです。

 

これだけ綺麗になれば変速性能はもちろんですが、精神的なテンションも2ランクくらいアップしてしまいますよ!

今回のように大掛かりでなくても、普段から手入れをして綺麗にしておくことは、各パーツの性能維持や寿命(耐久性アップ)を伸ばすことにもなりますし、異常個所の発見やトラブル防止にもつながります。

そして何よりも自分の自転車に愛着が湧いて、自転車がもっと好きになることが一番でしょうね!

 

ご依頼がありましたら、今回のような清掃作業もお受けさせて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

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Giant TCR(SLR2) チューブレスレディ シーラント入れ替えました。

  • 2022.09.28 Wednesday
  • 18:42

 

Giant TCR(SLR2)を一年点検させて頂きました。

こちらのバイクをお買い上げ頂いたのが2019年ですので、もう3年も経ったのですね。早いものです!

 

 

オーナー様から「ビードが外れてしまって空気が入らない」とのことで、確認させて頂くと下の画像のような状態になっています。

このバイクのホイール/タイヤは、チューブのないチューブレスレディですので、高い圧力で一気に空気を入れないとビードが上がらずに苦労するのですが、それ以外にもエアー漏れを防ぐ「シーラント」が十分足りているのかも確認しなければなりません。

 

タイヤをホイールから外してシーラントを確認してみると、思った通りほとんどが乾いてしまってカピカピの状態です。

これではエアー漏れは防げませんね。

 

タイヤのビードにも乾いたシーラントがガッツリ張り付いていますので、綺麗に清掃いたします。もちろんホイールのリムも同様となっていますので、こちらも一緒に綺麗にします。(このクリーニング作業は結構きつい・・・。)

 

 

綺麗になったホイールとタイヤを組み、シーラント注入で完成です。

※シーラントの水分は蒸発しやすいので、1シーズンで2〜3回(最低でも半年に一回)の頻度で補充/交換をお薦めします。

 

作業方法やメリットはこちらのページで→シーラント注入

 

バーテープは消耗品ですので、このタイミングで交換しました。

 

BBBのレースリボンジェル ゲルを内蔵し衝撃吸収性が高く握りやすいバーテープです。

 

その他は、シフトやブレーキの簡単な調整、チェーンや衝動部へのグリスアップ、ネジの増し締め(確認)など基本的な点検のみで、大きな修理や交換部品もなく済みました。

これで、また一年間は安心してお使い頂けると思いますが、気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。

あと、シーラントの補充も忘れないでくださいね!

 

 

 

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ミヤジマ石油 サイクル事業部
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